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HPVワクチンについて

HPVワクチンについて

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症は、
HPVワクチンの接種によって予防可能な疾患です。


HPVワクチンの種類は?

HPVワクチンの種類は?

HPVワクチンには2価、4価および9価HPVワクチンの3種類があります。
これらは、含有するHPV型の数や効能又は効果、用法及び用量などが異なります。


定期接種ワクチンと任意接種ワクチンの違いは?

定期接種ワクチンと任意接種ワクチンの違いは?

予防接種法(昭和二十三年法律第六十八号)https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000068
(Accessed Mar, 7. 2021)
厚生労働省健康局健康課、国立研究開発法人 国立国際医療研究センター、国立研究開発法人 国立成育医療研究センター:
予防接種基礎講座 2019年度開催資料 9.国の政策とスケジュール より作成
http://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/080/FY2019/09._201912.pdf(Accessed Mar, 7. 2021)
Miyazaki C. Pharma Medica. 2018; 5: 15-18. より作成

定期接種と任意接種では費用負担や健康被害救済制度、給付金額などが異なります。

予防接種制度と健康被害救済制度について 動画で見る

2価および4価HPVワクチンは定期接種のワクチンです。

2価および4価HPVワクチンは定期接種のワクチンです。

出典:厚生労働省 第1回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会配付資料 参考資料9
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000015954.pdf
(Accessed Mar, 7. 2021)

定期接種の対象は、小学校6年生から高校1年生相当の女子となっています。一方、9価HPVワクチンは、現在、任意接種のワクチンです(2021年5月現在)。


HPVワクチンをめぐる国内の状況は?

HPVワクチンをめぐる国内の状況は?

HPVワクチンの接種後にあらわれた「多様な症状」の報告を受け、厚生労働省は積極的勧奨の一時差し控えを発表しました。その後、様々な調査が行われ、副反応検討部会においてその結果を議論してきましたが結論に至らず、いまだ積極的勧奨の一時差し控えは続いたまま、現在に至ります。
一方で、2020年10月に、厚生労働省健康局長通知および健康課長通知が発出され、自治体からHPVワクチンに関する情報提供資材の個別通知を行うことが通知されました。2021年1月には、これら個別送付による情報提供の実施が再度求められました。
また、9価HPVワクチンの定期接種化への議論も開始されています。

現在日本では、年間約10,000人の女性が子宮頸がんに罹患し、約2,900人が命を落としています1)、2)。子宮頸がんは、ワクチンと検診により予防できる疾患です。 1) 国立がん研究センター がん対策情報センター「がん登録・統計」地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975~2015年) 2) 国立がん研究センター がん対策情報センター「がん登録・統計」人口動態統計によるがん死亡データ(1958~2019年)

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