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HPVワクチン接種後の症状への対応について

HPVワクチン接種後に生じた症状に関して、
改めて確認しておきたいポイントについてご紹介いたします。


ワクチン接種後に機能性身体症状が疑われる患者が受診した場合1)

ワクチン接種直後から、あるいは遅れて接種部位や接種部位と異なる部位の持続的な痛み、倦怠感、運動障害、記憶等認知機能の異常、その他の体調の変化等を訴える患者が受診した場合には、HPVワクチン接種との関連を疑い症状を訴える患者が存在することを念頭に置き、傾聴の態度(受容、共感)を持って接し、診療にあたってください。

HPVワクチン接種後に生じた症状への対応については、日本医師会及び日本医学会より発刊された「HPVワクチン接種後に生じた症状に対する診療の手引き」に記載されています2)


ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に
生じた診療に係る協力医療機関について

HPVワクチン接種後の症状に対しては、地域で支える診療体制が構築されており、HPVワクチン接種後に生じた症状に係る協力医療機関が公表されています。

地域におけるHPVワクチン接種にかかる診療・相談体制3)

ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関

協力医療機関は、
①関係するすべての診療科の医師等が、当該医療機関が地域における中核的な役割を担う施設であることについて理解していること
②医学的に必要な鑑別診断を実施し、かつ、器質的・機能的両方の観点から診療を提供するための体制が整っていること
③厚生労働科学研究事業研究班からの助言を受けながら、その方針に沿った適切な診療を提供できること
が要件とされています4)


予防接種後の健康被害救済制度(定期接種)

任意接種の場合は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の医薬品副作用被害救済制度による対応がなされます。

健康被害救済制度とは6)

申請から認定・支給までの流れ6)

※:救済給付の決定に不服がある時は、都道府県知事に対し、審査請求をすることができます。

給付の種類と給付額6)

(2021年4月現在)

給付額は、改定される場合があります。厚生労働省ホームページをご参照ください。

予防接種法に基づく「定期接種」のワクチン7)


1)厚生労働省 医療従事者の方へ~HPVワクチンの接種に当たって~リーフレット(医療従事者版)
2)公益社団法人 日本医師会/日本医学会 HPVワクチン接種後に生じた症状に対する診療の手引き
3)2021年11月12日 第72回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会 資料1 より作成
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000854145.pdf (Accessed Jan. 18, 2022)
4)2021年10月1日 第69回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会 資料1-1
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00031.html (Accessed Jan. 18, 2022)
5)厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/medical_institution/dl/kyoyroku.pdf (Accessed Jan. 18, 2022)
6)厚生労働省 予防接種健康被害救済制度について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkouhigaikyuusai.html (Accessed Jan. 18, 2022)
7)厚生労働省 予防接種情報 よくある質問 Q2:受けた方がよいのはどのワクチン?
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kihonteki_keikaku/index_00001.html#Q2 (Accessed Jan. 18, 2022)

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