薬物動態:特定の背景を有する患者

薬物動態1)

1)ラゲブリオ®電子添文(2022年6月改訂、第3版)

特定の背景を有する患者

1. 腎機能障害者

モルヌピラビル及びNHCの主要な消失経路は腎排泄ではないため、腎機能障害がこれらの排泄に影響を及ぼす可能性は低いとされています。母集団薬物動態解析の結果、軽度及び中等度の腎機能障害がNHCの薬物動態に及ぼす意味のある影響はみられませんでした(外国人データ)。重度腎機能障害患者(eGFR 30mL/min/1.73m2未満)又は透析を必要とする患者におけるモルヌピラビル及びNHCの薬物動態の評価は実施していません。

2. 肝機能障害者

肝機能障害者におけるモルヌピラビル及びNHCの薬物動態の評価は実施していません。非臨床試験の結果、NHCの主要な消失経路は肝代謝ではないと考えられました。また、モルヌピラビルは主に消化管及び肝臓でNHCへ代謝される一方、モルヌピラビルの加水分解に必要な代謝酵素は広範な組織に分布しているため、肝機能障害がモルヌピラビル及びNHCの曝露量に影響を及ぼす可能性は低いとされています。

3. 高齢者

母集団薬物動態解析の結果、高齢者におけるNHCの薬物動態は若年者と同様でした(外国人データ)。