国内第Ⅲ相臨床試験

国内第Ⅲ相臨床試験

IV/Tab

承認時評価資料:日本人MRSA感染症(皮膚・軟部組織感染症又はそれに伴う敗血症)患者を対象とした第Ⅲ相試験(16099試験)

TOC時の臨床効果(治癒率)

TOC時の臨床効果(治癒率)は、シベクトロ®群86.2%、リネゾリド群80.0%でした。

TOC時の臨床効果(治癒率)[主要評価項目](ME-MRSA、皮膚・軟部組織感染症)

●疾患別のTOC時の臨床効果(治癒率a)[部分集団解析](ME-MRSA、皮膚・軟部組織感染症)

疾患別のTOC時の臨床効果(治癒率)[部分集団解析](ME-MRSA、皮膚・軟部組織感染症)

TOC:治癒判定[投与終了(EOT)7~14日後] ME-MRSA:微生物学的評価可能解析対象集団

TOC時の微生物学的効果(消失率)

TOC時の微生物学的効果(消失率)は、シベクトロ®群93.1%、リネゾリド群90.0%でした。

TOC時の微生物学的効果(消失率)[主要評価項目](ME-MRSA、皮膚・軟部組織感染症)

●疾患別のTOC時の微生物学的効果(消失率a)[部分集団解析](ME-MRSA、皮膚・軟部組織感染症)

疾患別のTOC時の微生物学的効果(消失率)[部分集団解析](ME-MRSA、皮膚・軟部組織感染症)

TOC:治癒判定[投与終了(EOT)7~14日後] ME-MRSA:微生物学的評価可能解析対象集団

安全性

副作用は、シベクトロ群83例中25例(30.1%)、リネゾリド群41例中16例(39.0%)に認められました。
主な副作用(発現率3%以上)は、シベクトロ®群でアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)増加(4例、4.8%)、注射部位紅斑、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)増加(いずれも3例、3.6%)、リネゾリド群で下痢(3例、7.3%)、骨髄機能不全、血小板減少症、悪心、嘔吐、肝機能異常(いずれも2例、4.9%)でした。
重篤な副作用は、リネゾリド群で骨髄機能不全(1例、2.4%)が認められ(第19日に死亡)、シベクトロ®群では認められませんでした。
投与中止に至った有害事象は、シベクトロ®群で3例[骨髄炎2例、ガス壊疽1例、壊死性筋膜炎1例](3.6%)、リネゾリド群で1例[筋膿瘍1例](2.4%)に認められました。

●副作用の概要(SAF)

副作用の概要

SAF:安全性解析対象集団

国内第Ⅲ相臨床試験 試験概要

試験:多施設共同、リネゾリド対照、無作為化、非盲検比較試験

目的:日本人のMRSA感染症(皮膚・軟部組織感染症又は敗血症)患者に対するシベクトロの有効性及び安全性をリネゾリドと比較検討する。

対象:日本人で18歳以上のMRSA感染症(皮膚・軟部組織感染症又は敗血症)患者[ITT※1解析対象例数:125例(シベクトロ®群84例、リネゾリド群41例)、うち皮膚・軟部組織感染症119例(シベクトロ®群80例、リネゾリド群39例)、敗血症6例(シベクトロ®群4例、リネゾリド群2例)]

方法:対象患者を、シベクトロ®200mgを1日1回投与する群(シベクトロ®群)又はリネゾリド600mgを1日2回投与する群(リネゾリド群)に2:1の比で無作為割り付けし、皮膚・軟部組織感染症では7~14日間、敗血症では7~21日間投与した。皮膚・軟部組織感染症では、少なくとも第3日又は第4日に実施する臨床効果判定まで点滴静注を続け、その後、治験責任(分担)医師が経口投与可能であると判断した場合は、臨床効果の測定後に経口投与に切り替えができることとした。敗血症では、治験責任(分担)医師が経口投与可能であると判断した場合は、臨床効果の測定後に点滴静注から経口投与に切り替えができることとした。

評価項目:  〈主要評価項目〉治癒判定(TOC)時の臨床効果(治癒率)、TOC時の微生物学的効果(消失率)
〈副次評価項目〉投与終了(EOT)時の臨床効果(有効率)、EOT時の微生物学的効果(消失率)、スクリーニング時からの病変の大きさの推移(皮膚・軟部組織感染症のみ)、スクリーニング時から第3日又は第4日までの病変の大きさの縮小率(皮膚・軟部組織感染症のみ)
〈探索的評価項目〉治験薬の投与期間(TOC時の臨床効果が「治癒」と判定された患者における投与期間)、テジゾリド(代謝活性体)のPK-PDパラメータと有効性の関係
〈安全性の評価項目〉有害事象、臨床検査(血液学的検査、血液生化学検査、血液凝固系検査、尿検査)、バイタルサイン(体温、血圧、脈拍数又は心拍数、呼吸数)、12誘導心電図、理学的検査(神経学的検査を含む)、視力検査
解析計画:   有効性の解析は、微生物学的評価可能解析対象集団(ME-MRSA※2)を主要な解析対象集団とした。主要評価項目の臨床効果におけるシベクトロ®群の「治癒」の割合について、閾値30%に対する優越性の検討を主要な有効性解析とした。部分集団解析として、皮膚・軟部組織感染症疾患別での臨床効果及び微生物学的効果(TOC時及びEOT時)、並びに治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)の発現割合について、人口統計学的特性及びその他の特性に関する解析を行った。安全性の解析は、安全性解析対象集団(SAF※3)を対象とした。
  1. ITT:割り付けられた全ての患者
  2. ME-MRSA:ITTのうち、皮膚・軟部組織感染症又は敗血症と診断され、治験実施計画書からの重大な逸脱に該当しない患者の部分集団であり、スクリーニング時の培養でMRSAが同定された患者
  3. SAF:ITTのうち、割り付け後に治験薬を少なくとも1回以上投与された患者

シベクトロ®の効能・効果

<適応菌種>テジゾリドに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
<適応症>深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染

リネゾリドの効能・効果(詳細は製品添付文書をご参照ください。)

  1. <適応菌種>本剤に感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
    <適応症>敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎
  2. <適応菌種>本剤に感性のバンコマイシン耐性エンテロコッカス・フェシウム
    <適応症>各種感染症

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