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製品特性

トリプルネガティブ乳癌:製品特性

*PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌
ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法

  1. キイトルーダ®は、免疫チェックポイント(PD-1経路)を阻害し抗腫瘍効果を示すと考えられます。

    キイトルーダ®は免疫チェックポイント分子であるPD-1に対するヒト化抗ヒトPD-1モノクローナル抗体であり、PD-1とPD-L1及びPD-L2の結合を阻害し、T細胞の抗腫瘍免疫を再活性化することにより、抗腫瘍効果を示すと考えられます。

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  1. 高リスクの早期トリプルネガティブ乳癌患者において、術前・術後免疫療法としてキイトルーダ®群のプラセボ群**に対する優越性が検証されました。

    ●高リスクの早期トリプルネガティブ乳癌患者の術前薬物療法として、キイトルーダ®群はプラセボ群に対して、病理学的完全奏効率(pCR)(ypT0/Tis ypN0)を有意に改善しました(優越性試験、検証的解析結果)。
    プラセボ群に対するキイトルーダ®群のpCR率(ypT0/Tis ypN0)の推定群間差は13.6%(95%CI:5.4, 21.8)でした(p=0.00055、層別Miettinen and Nurminen法[片側]、有意水準α=0.003、検証的解析結果)。[国際共同第Ⅲ相試験(KEYNOTE-522試験)][第1回中間解析結果(データカットオフ日: 2018年9月24日)]

    ●高リスクの早期トリプルネガティブ乳癌患者の術前・術後薬物療法として、キイトルーダ®群はプラセボ群に対して、無イベント生存期間(EFS)を有意に延長しました(優越性試験、検証的解析結果)。
    プラセボ群に対するキイトルーダ®群のEFSのハザード比は0.63(95%CI:0.48, 0.82)でした(p=0.0003093、層別ログランク検定[片側]、有意水準α=0.00516941、検証的解析結果)。[国際共同第Ⅲ相試験(KEYNOTE-522試験)][第4回中間解析結果(データカットオフ日: 2021年3月23日)]

* キイトルーダ®+化学療法(パクリタキセル及びカルボプラチン、その後AC又はEC)併用(術前薬物療法)/キイトルーダ®(術後薬物療法)群
** プラセボ+化学療法(パクリタキセル及びカルボプラチン、その後AC又はEC)併用(術前薬物療法)/プラセボ(術後薬物療法)群

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  1. 転移・再発乳癌に対する全身性の前治療歴のない、PD-L1発現陽性(CPS≧10)の切除不能な転移・再発又は局所進行性のトリプルネガティブ乳癌患者において、キイトルーダ®併用群はプラセボ併用群**に対して、無増悪生存期間(PFS)を有意に延長しました(優越性試験、検証的解析結果)。

    プラセボ併用群に対するキイトルーダ®併用群のPFSのハザード比は、0.65(95%CI:0.49, 0.86)でした(p=0.0012、層別ログランク検定[片側]、有意水準α=0.00411、検証的解析結果)。[国際共同第Ⅲ相試験(KEYNOTE-355試験)]

* キイトルーダ®+化学療法(ゲムシタビン及びカルボプラチン、パクリタキセル又はnab-パクリタキセル)併用群
** プラセボ+化学療法(ゲムシタビン及びカルボプラチン、パクリタキセル又はnab-パクリタキセル)併用群

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  1. 〈PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌〉
    他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人には、キイトルーダ®を1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注します。

    〈ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法〉
    通常、成人には、キイトルーダ®を1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注します。投与回数は、3週間間隔投与の場合、術前薬物療法は8回まで、術後薬物療法は9回まで、6週間間隔投与の場合、術前薬物療法は4回まで、術後薬物療法は5回までとします。

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  1. 安全性

    重大な副作用
    重大な副作用として、間質性肺疾患、大腸炎・小腸炎・重度の下痢、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)・皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)・多形紅斑、類天疱瘡、神経障害、劇症肝炎・肝不全・肝機能障害・肝炎・硬化性胆管炎、甲状腺機能障害、下垂体機能障害、副腎機能障害、1型糖尿病、腎障害、膵炎、筋炎・横紋筋融解症、重症筋無力症、心筋炎、脳炎・髄膜炎、重篤な血液障害、重度の胃炎、ぶどう膜炎、血球貪食症候群、結核、infusion reactionが報告されています。

    主な副作用
    主な副作用(発現率10%以上)として、好中球減少、貧血、血小板減少、悪心、下痢、嘔吐、疲労、無力症、食欲減退、そう痒症、発疹、脱毛症が報告されています。

    詳細につきましては電子添文の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。

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5. 効能又は効果に関連する注意(抜粋)
〈PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌〉
5.21 PD-L1発現率(CPS)について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、PD-L1の発現が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html [17.1.22参照]
〈ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法〉
5.22 臨床試験に組み入れられた患者の再発高リスクの定義等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.23参照]