エヌフロンシア®の特性
エヌフロンシア®の特性
- エヌフロンシア®は、Fc領域にYTEアミノ酸置換を導入した長期間作用型の完全ヒトIgG1κ中和モノクロ-ナル抗体です。
-
-
エヌフロンシア®は、RSウイルス外膜融合(F)タンパク上の抗原部位Ⅳのエピトープに結合し、RS ウイルスの細胞内への侵入を阻害します。
- RSウイルスのクレスロビマブ結合エピトープは保存されていました。
-
エヌフロンシア®は、RSウイルス外膜融合(F)タンパク上の抗原部位Ⅳのエピトープに結合し、RS ウイルスの細胞内への侵入を阻害します。
- エヌフロンシア®のRSウイルスに対する血清中和抗体価は、乳幼児において投与後4時間でベースラインの約7倍に達することが推定されました。また、エヌフロンシア®は、ウイルスの体内への感染経路である鼻粘膜にも分布します。
-
RSウイルスに対する血清中和抗体価
RSウイルスに対する血清中和抗体価は、クレスロビマブの血清中濃度と相関する。乳幼児にクレスロビマブを筋肉内投与した際、体重5kgの典型的な乳幼児のRSウイルスに対する血清中和抗体価は、投与後4時間でベースラインの約7倍の増加、その最大値は約7日でベースラインの約78倍の増加と推定されました。 - エヌフロンシア®の鼻粘膜への移行

- エヌフロンシア®の国際共同後期第Ⅱ相/第Ⅲ相試験(CLEVER試験)で検証された有効性は以下の通りでした。
- エヌフロンシア®の単回投与によって、健康な早産児及び正期産児注1)に対して、投与後150日目までのRSウイルスに関連する医療介入が必要な下気道感染症(外来及び入院)注2)の発現率におけるプラセボ群に対するエヌフロンシア®群の有効率は60.4%[95%信頼区間(CI):44.1, 71.9、p<0.001、正確法]であり、プラセボ群に対するエヌフロンシア®群の優越性が検証されました注3)[主要評価項目](検証的解析結果)。
- 投与後150日目までのRSウイルスに関連する入院率におけるプラセボ群に対するエヌフロンシア®群の有効率は84.2%(95%CI:66.6, 92.6、p<0.001、正確法)であり、プラセボ群に対するエヌフロンシア®群の優越性が検証されました注3)[副次評価項目](検証的解析結果)。
- エヌフロンシア®の国際共同第Ⅲ相試験(SMART試験)で示された安全性は以下の通りでした。
- 初回RSウイルス感染流行期において、エヌフロンシア®投与後に認められた有害事象のうち、10%超の発現頻度で報告された有害事象は、易刺激性30.8%(137/445例)、傾眠20.0%(89/445例)、食欲減退13.5%(60/445例)、上気道感染12.6%(56/445例)でした。このうち、易刺激性、傾眠及び食欲減退は事前に規定した有害事象でした。
- エヌフロンシア®は、生後初回のRSウイルス感染流行期に、通常、クレスロビマブ(遺伝子組換え)として105mgを1回、筋肉内注射します。体重による用量調整は必要ありません。
-
重大な副作用として重篤な過敏症反応(頻度不明)があらわれることがあります。
また、主な副作用(1%以上6%未満)として注射部位腫脹、注射部位紅斑、発疹が報告されています。
詳細については、電子添文の副作用の項及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。
注1)在胎期間35週以上の正期産児/後期早産児及び在胎期間29週以上35週未満の早期早産児/中期早産児
注2)受診(入院及び外来)を要し、以下のすべての要件を満たした、RSウイルスによる下気道感染と定義された。
①咳嗽又は呼吸困難
②次のうち1 つ以上が発現:喘鳴、胸壁の引き込み/陥凹、ラ音/断続性ラ音、低酸素血症、頻呼吸、呼吸器症状に起因する脱水
③上咽頭検体を用いたRT-PCRでRSウイルス陽性
注3)統計学的な成功基準は、有効率の95%信頼区間の下限が、主要評価項目では25%を超えること、副次評価項目では0%を超えることとされた。
4. 効能又は効果
1. 生後初回のRSウイルス(Respiratory Syncytial Virus)感染流行期の重篤なRSウイルス感染症のリスクを有する新生児及び乳児における、RSウイルス感染による下気道疾患の発症抑制
2. 生後初回のRSウイルス感染流行期の1.以外のすべての新生児及び乳児におけるRSウイルス感染による下気道疾患の予防
6. 用法及び用量
生後初回のRSウイルス感染流行期に、通常、クレスロビマブ(遺伝子組換え)として105mgを1回、筋肉内注射する。
関連コンテンツ
エヌフロンシア®の投与を受けるお子さんの保護者の皆様へ
RSウイルス感染症の基礎知識や予防方法、エヌフロンシア®の特徴、投与前後の注意点を解説した冊子です。投与説明時の保護者の方への情報提供にご活用いただけます。
コンセンサスガイドライン
ワクチン・予防抗体薬関連領域情報
インフォームドコンセント下敷き(高齢者が接種を推奨されているワクチン/疾患啓発)
高齢者が接種を推奨されているワクチンの紹介や肺炎球菌感染症の疾患啓発を行う際のサポート資材です。
エヌフロンシア®の投与を受けるお子さんの保護者の皆様へ
RSウイルス感染症の基礎知識や予防方法、エヌフロンシア®の特徴、投与前後の注意点を解説した冊子です。投与説明時の保護者の方への情報提供にご活用いただけます。
院内サイネージ「ご存じですか?65歳からの肺炎“重症化”リスク」
65歳からの肺炎とその重症化リスクに加え、日常での肺炎予防と予防接種についてシンプルにまとめた解説動画です。視聴画面からダウンロードいただき、ご利用ください。