効能・効果/用法・用量

効能・効果/用法・用量

【効能・効果】

ロタウイルスによる胃腸炎の予防

<効能、効果に関連する接種上の注意>

  1. 本剤はロタウイルスG1P[8]、G2P[4]、G3P[8]、G4P[8]、G9P[8]に対する予防効果が示唆されている。
  2. 他のウイルスに起因する胃腸炎を予防することはできない。

【用法・用量】

乳児に通常、4週以上の間隔をおいて3回経口接種し、接種量は毎回2mLとする。

<用法・用量に関連する接種上の注意>

経口接種すること。注射による接種は行ってはならない。

  1. 接種対象者・接種時期
    本剤は生後6~32週の間にある乳児に経口接種する。初回接種は6週齢以上とし、4週以上の間隔をおいて32週齢までに3回経口接種を行う。また早産児においても同様に接種することができる。
    なお、初回接種は生後14週6 日までに行うことが推奨されている1)
  2. 同時接種
    医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる。なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない。

1) CDC:Prevention of Rotavirus Gastroenteritis Among Infants and Children,MMWR,58(RR-2):1,Feb 6,2009

【接種上の注意】の抜粋

5. 接種時の注意
(3)他のワクチンや溶液と混合して接種しないこと。再調製又は希釈して接種しないこと。

同時接種ワクチンの抗体反応(国内非劣性試験)

①ジフテリア・破傷風・百日咳・セービン株由来不活化ポリオ混合ワクチン
(主要評価項目)(参考情報)

ロタテック®同時接種および交互接種によるジフテリア・破傷風・百日咳・セービン株由来不活化ポリオ混合ワクチン(DTaP-sIPV)の抗体保有率の影響について検討したところ、同時接種は交互接種との非劣性が認められました(Miettinen and Nurminen法)。

図:ロタテック®同時接種および交互接種によるジフテリア・破傷風・百日咳・セービン株由来不活化ポリオ混合ワクチンの抗体保有率に及ぼす影響

ロタテック®同時接種および交互接種によるジフテリア・破傷風・百日咳・セービン株由来不活化ポリオ混合ワクチンの抗体保有率に及ぼす影響

②安全性

同時接種群64/94例(68.1%)、交互接種群83/96例(86.5%)に有害事象が認められました。同時接種群および交互接種群の主な有害事象はそれぞれ、下痢(25.5%、46.9%)、嘔吐(8.5%、16.7%)、発熱(10.6%、22.9%)、鼻咽頭炎(7.4%、20.8%)、上気道炎(9.6%、13.5%)、および上気道感染(9.6%、12.5%)でした。重篤な有害事象は交互接種群で2例に認められました。死亡例はいずれの群においても認められませんでした。試験中止例は、同時接種群で同意撤回1例、有害事象1例、交互接種群で同意撤回1例が認められました。

【試験】
国内非盲検多施設無作為化非劣性試験

【対象】
初回接種時の年齢が生後6~11週目の健康乳児192例[ロタテック®+ジフテリア・破傷風・百日咳・セービン株由来不活化ポリオ混合ワクチン(DTaP-sIPV)同時接種群96例、ロタテック®およびDTaP-sIPVの交互接種群96例]

【方法】
日本人乳児において、ロタテック®とDTaP-sIPVの同時接種によるDTaP-sIPVの免疫原性と交互接種に対する非劣性の検証と、ロタテック®+DTaP-sIPVの同時接種による安全性を評価するために、同時接種群、交互接種群に無作為割付けを行った。同時接種群では、ロタテック®およびDTaP-sIPVを同時に3回接種した。交互接種群では、ロタテック®とDTaP-sIPVを3回ずつ計6回接種した。各群のベースライン時から接種6週間後までの免疫原性と接種後14日間の安全性を評価した。

主要評価項目:
DTaP-sIPV接種後4~6週におけるジフテリア毒素、破傷風毒素、百日咳毒素、百日咳FHA、ポリオウイルス1型、2型、および3型に対する抗体保有率を評価し、交互接種に対する同時接種群の非劣性を評価した。

安全性:
有害事象の発現頻度と割合

解析計画:

主要評価項目 Miettinen and Nurminen法を用いて、抗体保有率の群間差の95%CIを算出した。各同時接種群と交互接種群の抗体保有率の群間差の95%CIの下限値が-10%より大きい場合を非劣性とした。多重性の調整は行わなかった。

Tanaka Y et al. Hum Vaccin Immunother 2017 ; 13(6) : 1352-1358
【利益相反】本試験は、MSD社の社員によって計画・実施された。Tanaka Yら7名は会社の株式やストックオプションを保有している場合がある。

同時接種ワクチンの抗体反応 [海外第Ⅲ相臨床試験(REST:006試験)]

①沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン(サブ解析)【海外データ】(参考情報)

ロタテック®およびプラセボ同時接種による沈降7価肺炎球菌結合型ワクチンの抗体反応への影響について検討したところ、ロタテック®群はプラセボ群に対し非劣性が認められました(Miettinen and Nurminen法)。

図:沈降7価肺炎球菌結合型ワクチンに対する影響

沈降7価肺炎球菌結合型ワクチンに対する影響

②ロタテック®の予防効果【海外データ】(主要評価項目)

ロタテック®は重症度を問わないロタウイルス胃腸炎を74.0%(95%CI:66.8, 79.9)抑制しました。

③安全性

ワクチン接種後42日間に認められた有害事象は、ロタテック®群545/662例(82.3%)、プラセボ群606/696例(87.1%)でした。ロタテック®群の主な有害事象は、発熱308例(46.5%)、上気道感染156例(23.6%)、鼻咽頭炎および下痢97例(14.7%)、プラセボ群は発熱342例(49.1%)、上気道感染189例(27.2%)、鼻咽頭炎113例(16. 2%)および下痢136例(19. 5%)でした。ロタテック®群の中止例は転居した2例でした。また、ロタテック®群で1例の腸重積症が報告されました。(MedDRA version 12.0)

【試 験】
国際共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験

【対象】
海外第Ⅲ相臨床試験(REST:006試験)の安全性試験コホート69,274例のうち、有効性コホートの部分集団として米国で組入れられた米国での併用(同時接種)コホート1,358例(ロタテック®群662例、プラセボ群696例)

【方法】
006試験ではロタテック®群またはプラセボ群に無作為に割り付け、4~10週(28~70日)の間隔に計3回経口接種を行った。本サブ解析では、米国での併用コホートを対象とし、米国で既承認されている非経口の小児用ワクチンを同時接種したときの非経口の小児用ワクチンの抗体反応およびロタテック®の安全性と有効性を評価することを目的とした。

評価項目:
ロタテック®およびプラセボ時の既承認されている非経口の小児用ワクチンの抗体反応

解析計画:
沈降7価肺炎球菌結合型ワクチンの非劣性については、Miettinen and Nurminen法を用いて、ロタテック®群とプラセボ群の抗体価の幾何平均比の95%Cの下限が0.5を上回った場合に非劣性であると定義した。

海外第Ⅲ相臨床試験(006試験)(承認時評価資料)
Rodriguez ZM et al. Pediatr Infect Dis J 2007; 26(3) : 221-227.
【利益相反】本試験はMSD社の資金および支援により実施された。Goveia MGら6名は、MSD社の社員もしくは元社員である。

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