点滴静注用の調製法
テモダール®点滴静注用の調製法
テモダール®点滴静注用の調製法(生理食塩液にて希釈する方法)
①患者の体表面積より必要投与量を計算し、必要なバイアルを準備します。

②バイアルに注射用水41mLを注入します。
【注意】
本剤は室温(約25℃)で用時溶解して下さい。泡立ちを避けるため、なるべくバイアルの壁に沿うようにして静かに注入して下さい。

③円を描くようにバイアルを穏やかに回して溶解します。その際、振り混ぜないようにします。(溶解後の溶液1mL中にテモゾロミド2.5mgを含有しています。)
【②、③を繰り返し、必要バイアルを溶解します。】
【注意】
泡が消えるまで数分間放置して下さい。
溶解後、溶液中に異物を認める場合は使用しないで下さい。
バイアルは横に倒さないで下さい。

④事前に体表面積より計算した必要量と同じ量を生理食塩液バッグから抜き取ります。

⑤体表面積より計算した必要量をバイアルから抜き取ります。1バイアルの溶液からの最大抜き取り量は40mLです。
【注意】
残液は使用しないで下さい。

⑥体表面積より計算した必要量を生理食塩液バッグに無菌的に注入します。
【注意】
他の注射剤との配合、又は混注は行わないで下さい。
⑦生理食塩液バッグを輸液ポンプにセットし、90分間かけて点滴静注します。
【注意】
点滴開始前及び終了後は生理食塩液でフラッシュして下さい。
同じ点滴ラインを用いた他の注射剤との同時投与は行わないで下さい。
末梢静脈に投与する際に、局所の組織障害を起こすことがあるので、薬液が血管外に漏れないように慎重に投与して下さい。


日本薬局方「注射用水」41mLで溶解したときの、テモゾロミド濃度は2.5mg/mLになるように有効成分を含有している。
最低濃度0.1mg/mLということは、2.5÷0.1=25、25倍希釈まで、適合及び調製後14時間まで安定。
テモダール®点滴静注用の調製法(生理食塩液を使用しない方法)
①患者の体表面積より必要投与量を計算し、必要なバイアルを準備します。

②バイアルに注射用水41mLを注入します。
【注意】
本剤は室温(約25℃)で用時溶解して下さい。 泡立ちを避けるため、なるべくバイアルの壁に沿うようにして静かに注入して下さい。

③円を描くようにバイアルを穏やかに回して溶解します。その際、振り混ぜないようにします。(溶解後の溶液1mL中にテモゾロミド2.5mgを含有しています。)
【②、③を繰り返し、必要バイアルを溶解します。】
【注意】
泡が消えるまで数分間放置して下さい。
溶解後、溶液中に異物を認める場合は使用しないで下さい。
バイアルは横に倒さないで下さい。

④事前に輸液バッグは空にしておきます

⑤体表面積より計算した必要量をバイアルから抜き取ります。1バイアルの溶液からの最大抜き取り量は40mLです。
【注意】
残液は使用しないで下さい。

⑥体表面積より計算した必要量を空の輸液バッグに無菌的に注入します。
【注意】
他の注射剤との配合、又は混注は行わないで下さい。
⑦生理食塩液バッグを輸液ポンプにセットし、90分間かけて点滴静注します。
【注意】
点滴開始前及び終了後は生理食塩液でフラッシュして下さい。
同じ点滴ラインを用いた他の注射剤との同時投与は行わないで下さい。
末梢静脈に投与する際に、局所の組織障害を起こすことがあるので、薬液が血管外に漏れないように慎重に投与して下さい。

【調製及び投与に関する注意】
- 本剤は調製する際、手袋を使用して下さい。本剤が皮膚又は粘膜に接触した場合には、直ちに水及び石鹸で十分に洗って下さい。
- 本剤はクローズドシステムにおいて調製することが望まれますが、このような設備を有さない施設では、手袋の使用に加え、ディスポーザブルのガウン、マスク、キャップ、ゴーグルを着用し調製して下さい。
- 無菌操作で行って下さい。
- 本剤は90分間の点滴時間も含めて、調製後は14時間以内に使用して下さい。
- テモダール®点滴静注用と他剤との併用又は添加物の影響についての配合試験に関するデータは得られていないため、本剤と他剤を混注しないで下さい。なお、本剤と生理食塩液は同じ点滴ラインで投与できますが、ブドウ糖注射液とは投与しないで下さい。
- テモダール®点滴静注用は90分間かけて点滴静注を行った場合にカプセル剤との生物学的同等性が確認されています。点滴時間が90分より短くなった場合、あるいは延長した場合のいずれにおいても、至適血中濃度を得られな可能性がありますので、必ず90分間で点滴して下さい。
【保管方法】
- テモダール®点滴静注用バイアルは、冷蔵庫又は冷所(2~8℃)で保存して下さい。