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局所進行頭頸部癌における術前・術後補助療法関連

局所進行頭頸部癌における術前・術後補助療法としての「キイトルーダ®」のアプローチ

キイトルーダ®点滴静注100mg(一般名:ペムブロリズマブ[遺伝子組換え]、以下キイトルーダ®)は、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌の治療等に用いられてきましたが、新たに「局所進行頭頸部癌における術前・術後補助療法」が効能・効果として追加承認されました。

製品情報/KEYNOTE-689レジメンの位置づけ


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対象薬キイトルーダ®点滴静注100mg
(一般名:ペムブロリズマブ[遺伝子組換え])
効能又は効果
(適応追加分)
局所進行頭頸部癌における術前・術後補助療法
承認年月日2026年2月19日
当該臨床試験KEYNOTE-689


KEYNOTE-689の対象患者は、StageIII 又は IV Aの喉頭/下咽頭/口腔(p16発現状況を問わない)、StageIII 又は IV Aの中咽頭、p16陰性、StageIIIの中咽頭、p16陽性、T4(N0~N2)、M0が対象となっています。原発腫瘍部位別の治療におけるKEYNOTE-689レジメンの位置づけは下記となります。 

KEYNOTE-689レジメン:口腔癌

参考資料:頭頸部癌治療の概略

*1 腫瘍残存の場合
*2 再発・転移性の病態に対するプラチナ製剤を含む1次治療中、もしくは治療後6ヵ月以内の腫瘍増悪はプラチナ製剤抵抗性である。

監修:横浜市立大学 医学部(改行)耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 主任教授 折舘 伸彦 先生

術後から免疫療法を行なった場合のT細胞の活性化1,2)

周術期の治療として免疫チェックポイント阻害剤を術後から投与した場合は、原発腫瘍が既に切除されているため、原発腫瘍以外の異なる抗原を標的としたT細胞がより活性化し、腫瘍細胞を標的としたT細胞の数は少なく、多様性の少ないT細胞の活性化にとどまることが報告されました1,2)。

術後から免疫療法を行なった場合のT細胞の活性化

術前から免疫療法を行なった場合のT細胞の活性化1,2)

一方、術前から免疫療法を行った場合、原発腫瘍に対して多くのT細胞が活性化しました。このことから、術前から免疫療法を行うことで、腫瘍細胞を標的とした多数の多様なT細胞による免疫応答を得られる可能性が示唆されました1,2)。

術前から免疫療法を行なった場合のT細胞の活性化

1)Versluis JM et al., Learning from clinical trials of neoadjuvant checkpoint blockade, Nat Med, 26, 475-484, 2020, Springer Nature
本論文は、著者にMSD社のコンサルタントアドバイザー、顧問的役割を担っている者が含まれる。
2)Blank CU, et al. Nat Med. 2018; 24: 1655-1661.
本論文は、著者にMSD社から顧問料等の資金提供を受けた者が含まれる。

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