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調製・投与方法

調製・投与方法

注意

本剤は、バイアルの規格によって溶解に必要な注射用水の量が異なります。

  • 45mgバイアルの場合:注射用水1.0mLで溶解してください。
  • 60mgバイアルの場合:注射用水1.3mLで溶解してください。

ご用意いただくもの


シリンジと注射針
エアウィン®のバイアル
注射用水とアルコール綿

調製前の注意事項


投与の約15分前に冷蔵庫から取り出し、室温に戻してから調製してください。

冷蔵庫から取り出し約15分間かけて室温に戻します

調製前に以下を確認し、異常が認められる場合は使用しないでください。

  □ 有効期限内である
  □ 白色の塊または粉末である


調製方法


① バイアルのキャップを外し、ゴム栓表面をアルコール綿で清拭します。

② 注射用水で本剤を溶解します。いずれのバイアルも最終濃度は50mg/mLとなります

45mgバイアルの溶解方法
60mgバイアルの溶解方法

※ 本剤は、調製時の損失を考慮し、1バイアルからソタテルセプトをそれぞれ45mg又は60mgを注射するに足る量を確保するために過量充填されています。

③ 緩やかに渦を描くようにバイアルを回して本剤を溶解します。強く振ったり撹拌したりしないでください。

強く振ったり撹拌したりせず、バイアルを回して本剤を溶解します

④ 大きな気泡が消失するまでバイアルを最大3分間放置します。

気泡が消失するまでバイアルを最大3分間放置します

バイアルの縁の周りに発生した小さな気泡は問題ありません

⑤ 溶解後の液について、下記を目視で確認してください。

  □ 大きな気泡がない
  □ 澄明または乳白色、無色またはわずかに褐色がかかった黄色である
  □ 塊や粉末がない

⑥ 2本のバイアルが処方されている場合は、①~⑤の手順を繰り返し、2本目のバイアルも調製してください。

⑦ 溶解後は速やかに使用してください。

すぐに使用できない場合は室温で保管し、4時間以上経過したものは廃棄してください。

溶解後、室温では4時間以内に使用します


投与方法


1本または2本のバイアルから適切な用量の薬剤を吸引します

① 0.1mL目盛りのシリンジを用いて、1本または2本のバイアルから適切な投与量の薬剤を吸引します。

投与量については体重別投与量早見表をご覧ください。

② 投与部位を選択します。

上腕部、臍から5cm以上離した腹部、大腿部のいずれかを選択します

投与部位に関する注意

瘢痕、圧痛または挫傷のある部位を避けます。

瘢痕、圧痛または挫傷のある部位

投与ごとに注射部位を変更してください。

注射部位の変更例

③ アルコール綿で投与部位を清拭後、皮下注射を実施します。

皮下注射の実施

  • 患者さんに、投与部位を圧迫したりもんだりしないようにご指導ください。
  • 投与部位の痛みや体に異常を感じた場合は、すぐに主治医や看護師、薬剤師に相談するよう、ご指導ください。

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