アデムパス®錠の特徴
アデムパス®錠の特徴
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世界で初めて慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)※、肺動脈性肺高血圧症(PAH)※の2つの適応を取得した肺血管拡張薬です。
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可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤であり、NO-sGC-cGMP経路において、NO非依存的にsGCを直接刺激する作用とNOのsGCへの感受性を高める作用の2つの機序を介してcGMPの産生を促進し、肺動脈を拡張させます。
NO:一酸化窒素
cGMP:環状グアノシン一リン酸
作用機序はこちら>
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CTEPH患者を対象とした国際共同第Ⅲ相試験(CHEST-1)において、プラセボと比較し、6分間歩行距離(検証的評価項目)、肺血管抵抗及び平均肺動脈圧を有意に改善しました。CHEST-1において16週間の投与を終了した患者を対象とした長期継続投与試験(CHEST-2)では、安全性と有効性が検討されました。
6分間歩行距離の第16週におけるベースラインからの平均変化量は、アデムパス®群38.9m、プラセボ群-5.5mであり、アデムパス®群はプラセボ群に比べて有意な改善を示しました(最小二乗平均値の差45.69[95%信頼区間:24.74~66.63]、p<0.0001、層別Wilcoxon検定、検証的解析結果)。
肺血管抵抗の第16週におけるベースラインからの平均変化量は、アデムパス®群-225.68dyn・sec・cm-5、プラセボ群23.07dyn・sec・cm-5であり、アデムパス®群はプラセボ群に比べて有意な改善を示しました(最小二乗平均値の差-246.43[95%信頼区間:-303.33~-189.53]、p<0.0001、層別Wilcoxon検定)。
平均肺動脈圧の第16週におけるベースラインからの変化量は、アデムパス®群-4.31mmHg、プラセボ群0.76mmHgであり、アデムパス®群はプラセボ群に比べて有意な改善を示しました(最小二乗平均値の差-4.96[95%信頼区間:-6.75~-3.16]、p<0.0001、層別Wilcoxon検定、名目上のp値)。
臨床成績(CTEPH)はこちら>
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PAH患者(PAH既治療例を含む)を対象とした国際共同第Ⅲ相試験(PATENT-1)において、プラセボと比較し、6分間歩行距離(検証的評価項目)、肺血管抵抗及び平均肺動脈圧を有意に改善しました。PATENT-1において12週間の投与を終了した患者を対象とした長期継続投与試験(PATENT-2)では、安全性と有効性が検討されました。
6分間歩行距離の第12週におけるベースラインからの平均変化量は、アデムパス®用量調節群29.6m、プラセボ群-5.6mであり、アデムパス®用量調節群はプラセボ群に比べて有意な改善を示しました(最小二乗平均値の差35.78[95%信頼区間:20.06~51.51]、p<0.0001、層別Wilcoxon検定、検証的解析結果)。
肺血管抵抗の第12週におけるベースラインからの平均変化量は、アデムパス®用量調節群-223.29dyn・sec・cm-5、プラセボ群-8.89dyn・sec・cm-5であり、アデムパス®用量調節群はプラセボ群に比べて有意な改善を示しました(最小二乗平均値の差-225.72[95%信頼区間:-281.37~-170.08]、p<0.0001、層別Wilcoxon検定)。
平均肺動脈圧の第12週におけるベースラインからの変化量は、アデムパス®群-3.93mmHg、プラセボ群-0.50mmHgであり、アデムパス®群はプラセボ群に比べて有意な改善を示しました(最小二乗平均値の差-3.83[95%信頼区間:-5.61~-2.06]、p=0.0002、層別Wilcoxon検定、名目上のp値)。
臨床成績(PAH)はこちら>
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漸増法を用いる薬剤投与法により、患者さんごとの至適投与量の設定が可能です。
効能又は効果、用法及び用量はこちら>
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重大な副作用として、喀血(0.2%)、肺出血(頻度不明)があらわれることがあります。主な副作用(発現頻度10%以上)は、頭痛、浮動性めまい、消化不良でした。
詳細については、電子添文の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。
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※アデムパス®錠の効能又は効果は「外科的治療不適応又は外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞栓性肺高血圧症」、「肺動脈性肺高血圧症」です。
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