製品特性
VHL病*:製品特性
*フォン・ヒッペル・リンドウ(VHL)病関連腫瘍
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ウェリレグ®は、HIF-2αを阻害し抗腫瘍効果を示すと考えられます。
ウェリレグ®はHIF-2αの阻害薬で、HIF-2αと結合することにより、低酸素条件下又はVHL蛋白質の機能喪失時のHIF-2α-HIF-1βのヘテロ二量体形成を阻害し、HIF-2αによる細胞増殖、血管新生及び腫瘍増殖などに関与する各種遺伝子の転写及び発現を抑制します。
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ウェリレグ®は、即時手術を必要としないVHL病関連腎細胞癌患者を対象とした海外第Ⅱ相試験において、有効性を示しました。
VHL病関連腎細胞癌における奏効率[完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は63.9%(95%CI: 50.6, 75.8)でした。[海外第Ⅱ相試験(LITESPARK-004試験)]
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ウェリレグ®は1日1回120mgを経口投与します。
ウェリレグ®の用法及び用量は以下のとおりです。
「通常、成人には、ベルズチファンとして、1日1回120mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。」
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安全性
重大な副作用として、貧血、低酸素症が報告されています。
主な副作用として、悪心、疲労等が報告されています。
詳細につきましては電子添文の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。