非臨床成績

薬効薬理

ロタテック®は、乳児においてG1、G2、G3、G4およびP[8]ヒト血清型ロタウイルスの中和抗体を誘導しますが、ロタウイルス胃腸炎に対して防御作用を示す免疫学的機序は明らかではありません。

ロタテック®は、親株のウシロタウイルスWC3株が複製できる動物種に制限があり、実験動物モデルにおいて免疫原性および複製能をほとんど示しません。従って、ロタテック®の再集合体ロタウイルス株の薬理作用を、実験動物モデルにより適切に評価することができないため、ロタテック®の薬理試験は実施しませんでした。1

毒性試験

1.単回/反復投与毒性試験(マウス)2

マウスを用いた10週間反復経口投与毒性試験をGLP条件下で実施し、ロタテック®を単回または3回経口投与したところ、投与に関連した死亡は認められず、一般状態、体重、摂餌量、血液学的検査、血清生化学的検査に変化は認められませんでした。中間解剖(試験8日:単回投与毒性評価)および最終解剖(試験64日:反復投与毒性評価)のいずれにおいても、剖検および病理組織学的検査、臓器重量について投与に関連した変化は認められませんでした。 

なお、マウスに対するロタテック®の投与量は、体重換算で臨床用量の約14倍に相当しました。

表:反復投与毒性

反復投与毒性

反復投与毒性



2.Vero細胞DNA取込み試験(ラット)3

ロタテック®はVero細胞で継代培養して製造したワクチンであり、ロタテック®中にはVero細胞由来のDNAが残存する可能性があります。

しかし、連続継代細胞株を用いて製造される非経口ワクチンに関するWHO勧告は、経口ワクチンを除外しており、経口ワクチン中の連続継代細胞由来残存DNAの容認レベルに関しては、いずれのガイドラインにも示されていません。そこで、ラットを用いた一連のVero細胞DNA取込み試験を実施し、WHOのガイドラインを経口ワクチン中残存DNAの上限値に適用するための適切な係数を導き出しました。

その結果、ロタテック®中のVero細胞由来残存DNA量が容認されるレベルであることが示されました。

1. MSD株式会社 : 薬理試験概要表(社内資料)
2. MSD株式会社 : 反復投与毒性試験(社内資料)
3. MSD株式会社 : Vero細胞DNA取込み試験(社内資料)


領域別情報はこちら

MSD製品に関するお問い合わせはこちら


接種ツールオーダーシステム

産後ロタ.jp