教えて!てつこさ~ん 動物由来感染症の予防法
動物由来感染症の予防法
企画・執筆・監修:浅野みどり先生(名古屋大学大学院 医学系研究科 総合保健学専攻・副専攻長 包括ケアサイエンス領域看護科学 教授)
協力:杉村篤士先生(東海大学医学部看護学科講師)/作画:松永えりか
* にちにちこれこうじつ:どんな日でも毎日は新鮮で最高にいい日である。
- 野生の動物をさわったらきちんと手洗いをする
- お家の猫は、定期的なつめ切りやノミ対策をし、清潔にする
- 動物の排泄物は乾燥する前に、できるだけ早く処理をする
Q. ほかに身近なペットからうつる感染症はありますか?
A. 動物由来感染症は、世界保健機構(WHO)で把握されているだけで200種類以上あり、年々増加傾向です。日本国内においても、パスツレラ症や猫ひっかき病など、約60種類程度あるといわれています。
代表的な動物感染症:パスツレラ症について
- 野生動物との接触(触る、餌をあげる、不用意に近づく)は避けるよう指導する。
- ペットの衛生管理のポイント(爪切り、ブラッシング、換気など)を説明する。
- 動物が触れたものの取り扱い、外で遊んだあとの手洗いなど子どもの発達に合わせて指導する。
- 過剰なスキンシップ(スプーンの共有、一緒の布団で寝るなど)は控えるよう説明する。
- 子どもが動物に対して過剰な恐怖心をもたないように配慮した伝え方をする。
解説
動物由来感染症の主な予防方法
動物と上手にふれあえるようにアドバイスしましょう
厚生労働省「動物由来感染症ハンドブック2020」もチェックしてみましょう。