二次予防におけるLDL-C の積極的管理の重要性

辻田 賢一 先生

二次予防におけるLDL-C の積極的管理の重要性

熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科学 教授 辻田 賢一 先生

プラーク断面積(plaque burden)を低下させるには、LDL-Cの低下が非常に重要です。われわれは、日本人においても欧米人と同様にLDL-Cを70mg/dL未満にすることでプラークが退縮すると予想し、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)施行患者をアトルバスタチン単独群とアトルバスタチン・エゼチミブ併用群に無作為化してIVUSでプラークの状態を前向き追跡するPRECISE-IVUS試験を実施しました1)。その結果、アトルバスタチン・エゼチミブ併用群では、スタチン単独群と比べLDL-Cが有意に低下し(p<0.001、対応のないt検定)、冠動脈プラークの容積率も有意に退縮しました(p=0.001、Mann-WhitneyのU検定、検証的解析結果)。
二次予防ではいかにイベントを抑制できるかを第一に考えます。PRECISE-IVUS試験の結果は、イベント発生の抑制には冠動脈プラークを破綻させずに退縮させることが大事であり、そのためにLDL-Cをできるかぎり低下させておくことの重要性を示しています。

1)Tsujita K, et al. J Am Coll Cardiol 2015; 66: 495-507.

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