共有する

冠動脈イベントの基本病態は不安定プラークの破綻

辻田 賢一 先生

冠動脈イベントの基本病態は不安定プラークの破綻

熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科学 教授 辻田 賢一 先生

心筋梗塞や冠血行再建といった心血管イベントは、いずれも動脈硬化の進行と冠動脈プラークの増大が基本病態であり、心筋梗塞を含む急性冠症候群(ACS)の7~8割は不安定プラークの破裂が原因です。破裂しやすいプラークの特徴としては、①血管断面積に占めるプラーク断面積(plaque burden)が大きい、②プラークの組成が脂質に富む、③血管内腔の狭小化、が挙げられます。
日本では、循環器内科医は血管内超音波(IVUS)や光干渉断層法(OCT)などの冠動脈イメージングを用いながら冠動脈治療 を行っています。IVUSは血管壁や内腔の状態だけでなく、エコー輝度の差によってプラーク組成も鮮明に描出することができます。そのため、カテーテル治療を行う循環器内科医は、プラークの危険度を画像により把握できます。二次予防では、カテーテル治療の際に危険なプラークを検出できるので、そのプラークを破綻させないように意識して、薬物治療を行うことができます。

関連コンテンツ


ロスーゼット®・循環器系・代謝系関連領域情報

関連製品