服薬アドヒアランス向上には配合薬使用も選択肢の1つ

一般に、服薬錠数が増えるに従って服薬アドヒアランスは低下するとされています1)。したがって、服薬アドヒアランスを向上させるためには、配合薬の使用も1つの選択肢であると考えられます。
一般内科や循環器科など、さまざまな診療科で治療中の高血圧症と脂質異常症の合併患者集団においてカルシウム拮抗薬とスタチンの配合薬群、2剤併用群の2群を比較検討した結果、配合薬群は2剤併用群より治療継続率が高くなりました(p<0.0001、log-rank検定)(図12)。また、スタチンを含む生活習慣病治療薬を内服中の患者に対する意識調査では、服薬する薬剤が1種類でも減ることをよいと考える患者は81%でした(図2)。配合薬使用による薬剤数の削減は、患者の治療に対する負担感軽減の一助となると考えられます。
現在、地域の診療では、ポリファーマシーへの対応も課題になっており、患者の予後改善のために、配合薬などもうまく取り入れ ながら脂質異常症治療を継続していただきたいと思います。

1)Bangalore S et al. Am J Med 2007; 120: 713-719.
2)片田 淳 他. Prog Med 2012; 32: 1327-1335.

関連コンテンツ


ロスーゼット®・循環器系・代謝系関連領域情報

関連製品