004試験 脂質パラメータの変化

抗HIV治療未経験患者を対象にした第Ⅱ相臨床試験(004試験;PartⅠ)(海外データ)1)


[目 的]

対象患者におけるアイセントレス®の有効性と安全性を評価する。

[試験デザイン]

多施設共同無作為化二重盲検比較試験

[対 象]

HIV感染患者で、抗HIV治療経験がなく、血漿中HIV RNA量が5,000copies/mL以上及びCD4リンパ球数100cells/mm3以上の18歳以上の35例

[方 法]

アイセントレス®100mg1日2回投与群(7例)、200mg1日2回投与群(7例)、400mg1日2回投与群(6例)、600mg1日2回投与群(8例)、プラセボ1日2回投与群(7例)に無作為に割り付け、10日間投与した。

[エンドポイント]

10日目における、血漿中HIV RNA量(Log10 copies/mL)のベースラインからの平均変化量と安全性評価

[結 果]

10日間の投与後、血漿中HIV RNA量がプラセボ投与群に比較してアイセントレス®投与群(全用量)において低下しました。


安全性

アイセントレス®の忍容性は試験を実施した全用量において一般に良好でした。有害事象による中止例はみられず、投与に関連した毒性も報告されませんでした。薬剤関連有害事象の発現率は、アイセントレス®投与群(全用量)では28%(8/28例)、プラセボ投与群では29%(2/7例)で認められました。主な薬剤関連有害事象は、アイセントレス®投与群(全用量)ではめまい11%(3/28例)、疲労7%(2/28例)、頭痛7%(2/28例)、プラセボ投与群では胃の不快感14%(1/7例)、めまい14%(1/7例)、頭痛14%(1/7例)でした。


国内で承認された用法・用量
通常、成人にはラルテグラビルとして400mgを1日2回経口投与する。本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる。なお、投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。


抗HIV治療未経験患者を対象にしたエファビレンツ対照第Ⅱ相臨床試験(004試験;PartⅡ)(海外データ)2)


[目 的]

対象患者におけるアイセントレス®とエファビレンツの効果と安全性を評価する。

[試験デザイン]

多施設共同無作為化二重盲検用量設定試験

[対 象]

HIV感染患者で、抗HIV治療経験がなく、血漿中HIV RNA量が5,000copies/mL以上及びCD4リンパ球数100cells/mm3以上の18歳以上の198例

*004試験PartIから継続している患者を含む。プラセボはエファビレンツへ変更


[方 法]

アイセントレス®100mg1日2回投与群(39例)、200mg1日2回投与群(40例)、400mg1日2回投与群(41例)、600mg1日2回投与群(40例)、エファビレンツ投与群(38例)に無作為に割り付け、いずれの投与群もテノホビル+ラミブジン300/300mg1日1回投与し、48週間併用した。48週後、アイセントレス®投与群(全用量)は400mg1日2回投与に変更し、96週まで延長投与した。

[エンドポイント]

主要評価項目:96週における、血漿中HIV RNA量<400copies/mLの患者の割合と安全性評価
副次評価項目:96週における、血漿中HIV RNA量<50copies/mLの患者の割合 など

[結 果]( 主要/副次評価項目)

アイセントレス®投与群では、48週時において93%(148/160例)が<400copies/mLを、86%(137/160例)が<50copies/mLのウイルス抑制効果を維持しました。96週時には84%(135/160例)が<400copies/mLを、83%(133/160例)がHIV RNA量<50copies/mLのウイルス抑制効果を維持していました。また、CD4リンパ球数のベースラインからの平均増加量は、48週時には174cells/mm3、96週時には221cells/mm3でした。


安全性

薬剤関連有害事象の発現率はアイセントレス®投与群51%(82/160例)、エファビレンツ投与群74%(28/38例)で、主な薬剤関連有害事象は、アイセントレス®投与群では悪心12.5%(20/160例)、めまい8.8%(14/160例)、頭痛8.8%(14/160例)、エファビレンツ投与群ではめまい28.9%(11/38例)、頭痛23.7%(9/38例)、異常な夢18.4%(7/38例)でした。

[脂質プロファイル](参考情報)

アイセントレス®投与群では総コレステロール、LDLコレステロールとトリグリセリドに臨床的に問題となるような上昇は認められませんでした。


004試験(PartⅡ):アイセントレス®投与群の脂質パラメータの変化(96週間)

アイセントレス®投与群の脂質パラメータの変化(96週間)

2)より作図


国内で承認された用法・用量
通常、成人にはラルテグラビルとして400mgを1日2回経口投与する。本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる。なお、投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。



1)Markowitz M, et al. J Acquir Immune Defic Syndr 2006;43(5):509-515.
(利益相反:MSD社が本試験および論文化に資金提供。共著者のNguyen、Isaacs、Gilde、Wenning、Zhao、TepplerはMSD社米国研究所員。)

2)Markowitz M, et al. J Acquir Immune Defic Syndr 2009;52(3):350-356.
(利益相反:MSD社が本試験に資金提供。共著者のNguyen、Isaacs、Campbell、Strohmaier、Wan、Danovich、TepplerはMSD社米国研究所員。)


本剤のご使用にあたり、「禁忌」、「効能・効果」、「効能・効果に関連する使用上の注意」、「用法・用量」、「使用上の注意」等の詳細は、添付文書をご参照ください。


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