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「禁忌」等その他の注意

「禁忌」等その他の注意

「禁忌」を含む製品電子添文の改訂には十分ご留意ください。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1合併症・既往歴等のある患者
9.1.1
うっ血性心不全を有する患者
心不全が悪化するおそれがある。
9.5

妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ヒトIgGは母体から胎児へ移行することが知られている。なお、生殖発生毒性試験は実施していない。
9.6

授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトIgGは乳汁中に移行することが知られている。本剤がヒト乳汁中へ移行するかは不明である。
9.7
 
小児等
18歳未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

11.2その他の副作用            
使用上の注意 その他の副作用

14. 適用上の注意

14.1薬剤調製時の注意
14.1.1
バイアルは冷所(2~8℃)から取り出したら速やかに調製すること。保存を必要とする場合には、バイアルは常温、遮光条件下で24時間以内に調製すること。[ 20. 参照]
14.1.2
調製前に変色、異物がないことを確認する。本剤は、無色~うすい黄色で澄明~うすい乳白色の液である。溶液に変色や異物があった場合は使用しないこと。
14.1.3バイアルは振盪しないこと。
14.1.4
患者の体重に基づいて必要量を分取し、生理食塩液又は 5%ブドウ糖注射液を含む点滴バッグに加えて希釈し、最終濃度を1~10mg/mLとする。
14.1.5希釈後は静かに転倒混和する。
14.1.6使用後のバイアルと残液は廃棄すること。
14.2希釈後の保存に関する注意
14.2.1

本剤は保存剤を含まないため、調製後は速やかに使用すること。保存を必要とする場合には、調製開始後、常温では16時間以内、冷所(2~8℃)では24時間以内に使用すること。冷所保存した場合は、投与前に常温に戻すこと。保存可能時間には、点滴終了までの時間を含む。
14.2.2希釈後は冷凍しないこと。
14.3薬剤投与時の注意
14.3.1
無菌処理及び発熱物質に対する処理が行われたタンパク質低吸着性のインラインフィルター(0.2~5μm)を使用すること。
14.3.2他の薬剤と同じラインで同時に本剤を投与しないこと。

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